無料でも安心とは限らない?不動産無料査定で起こりやすいトラブルと回避法

無料でも安心とは限らない?不動産無料査定で起こりやすいトラブルと回避法

「無料で査定してもらえるなら、気軽に試してみよう」
そんな軽い気持ちで依頼した不動産の無料査定。
実はその裏側で、トラブルに巻き込まれてしまうケースも少なくありません。

この記事では、不動産無料査定で実際に起きているトラブル事例と、その予防策について詳しく解説します。


よくある不動産無料査定のトラブル事例

1. 強引な営業を受ける

最も多いのが、査定後に頻繁な電話や訪問を受けるケースです。
一括査定サイトなどで複数の業者に情報が渡ると、**「今すぐ売りましょう」「うちにだけ任せてください」**といった強引な営業が続くことがあります。

2. 査定額が根拠のない“釣り価格”

一部の業者は「他社より高く見せるため」に、根拠のない高額な査定額を提示することがあります。
魅力的に見える一方で、実際の販売活動では「結局売れない」「大幅な値下げを求められる」といった問題が発生します。

3. 個人情報が他社に流れる可能性

無料査定の際に入力した情報が、提携業者や広告会社に共有されることがあります。
中には、査定と無関係なセールスや勧誘が来るようになったという声もあります。

4. 査定依頼後の断りづらさ

「査定だけのつもりだったのに、担当者が何度も来て話が進んでしまった」
こうした心理的なプレッシャーにより、本来予定していなかった売却に進んでしまうケースも見られます。


トラブルを避けるためにできること

● 査定目的を明確に伝える

「まだ売却の意思はありません」「相場だけ知りたい」とはっきり伝えることで、過度な営業を防ぐことができます。

● 匿名査定サービスを利用する

連絡先を登録せずに査定結果が見られるサービスも増えています。しつこい連絡を避けたい方におすすめです。

● 複数社の査定額を鵜呑みにしない

一番高い価格ではなく、「なぜその価格なのか」を確認し、説明に納得できる業者を選びましょう。

● 利用規約・プライバシーポリシーを確認する

一括査定サイトでは、個人情報の取り扱いに関する記載を必ず読みましょう。「第三者提供あり」と書かれていないか要注意です。


まとめ:無料査定は便利だが、使い方次第でトラブルの原因にもなる

不動産の無料査定は、相場を知るための有効な手段です。
しかし、サービスの仕組みやリスクを知らずに使ってしまうと、営業トラブルや価格の誤認など、思わぬ問題を招くことがあります。

大切なのは、「無料だから安心」ではなく、「信頼できる業者と、納得したうえで進める」こと。
慎重に情報を選び、冷静に判断していけば、トラブルを避けながら安心して不動産売却の準備ができます。